「みんなの薬剤師」冊子
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28●お薬は製薬企業で創られます。お薬の候補となった化合物(=お薬の“素(もと)”) は、患者さんへの投与が認められるまでに様々な試験をクリアしなければなりません。ほとんどの候補は、“効き目が弱い”、“副作用が強すぎる”などの理由で、途中の段階で開発が断念されます。●最終的に患者さんへの投与が認められるお薬になる確率は、なんと25,482分の1。言いかえると、25,482個のお薬の“素”があっても、世の中に出られるのは、そのうちたったの1個というわけなのです。●1つのお薬の開発にかかる期間は、9~17年と言われています。また、研究開発費は150~200億円と言われています。●新しいお薬の開発は、多くの時間と費用がかかる非常に難しいことなのです。※1※1 製薬協「DATA BOOK 2010」より引用

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