28/32

26
 被災地での事例(4) ───────────────────── 患者さんは自分の飲んでいる薬の名前、「ワーファリン」はわかっていました。ワーファリンには単位として1mg錠と5mg錠などがあります。 薬剤師:ワーファリンはどの様な色でしたか? 患 者:「赤」だったと思います。 薬剤師:すると単位は5mg錠ということになります。 実際は、患者が飲んでいた単位は1mg錠でした。1mg錠の錠剤そのものは「白」ですが、実は、シートのアルミの色は「赤」だったのです。5mg錠そのものは「赤」です。間違って5mg錠をそのまま出したら、5倍過量投与で大出血の危険性があります。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です