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今後はこうなるといいですね!
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 「非常時に“薬の情報”が分からない」という問題を解決するために色々な方法が考えられています。どちらかと言うと人任せ、機械任せですが、大変に有用な方法です。 1) かかりつけ薬局をもってあなたがこれまで使用していた薬、今使用している全ての薬の情報を管理してもらう方法があります。でも、薬局も被災してしまった場合にはどうしようもありませんが(21頁<参考資料1>をご覧ください)。 2) 専門的な話ですが、患者さんがこれまで使っていた薬のレセプト(診療報酬明細書)情報を閲覧できるようにすることも可能になってきています(例えば22頁の<参考資料2>をご覧ください)。 3) ICカードや携帯情報端末(スマートフォンなど)を使った電子版お薬手帳で薬の情報を管理、閲覧する方法が考えられます(例えば23頁の<参考資料3>をご覧ください)。将来的に国民一人一人に番号を割り振る「共通番号制度」(マイナンバー)が導入されると、個人に付与される番号にもとづき、個人の薬の情報も管理しやすくなると考えられます。 2)、3)は上手く使用すれば、災害時であっても問題なく対応することが可能となります。このような仕組み作りを急いで進めていくことも重要です。それまでは、本冊子でご提案している患者さん自身が今すぐにできる手作りの方法を実践してください。

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